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言ノ葉 my world's my words

季節の移り変わりを、人の心の移り変わりを、全ての変化を受け入れよう。

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Neque porro quisquam est qui dolorem ipsum quia dolor sit amet, consectetur, adipisci velit 同様に、悲しみそのものを、それが悲しみであるという理由で愛する者や、それゆえ得ようとする者は、どこにもいない。

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Posted by 八月の紫陽花 on

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ある日のできごと 1st Episode 紙芝居のおじさん 

Posted by 八月の紫陽花 on   0 comments   0 trackback


紙芝居を持ったおじさんが、ある日私の街にやってきた。

紙芝居のおじさんは、なんだかとても面白そうな人だった。

私は初めて見る紙芝居に興味深々で、おじさんに言った。

「その紙芝居を始めてください」

と。



おじさんはずっとそこで、新しい紙芝居の用意をしていた。


後から知ったのは、私が紙芝居に興味があるのか、ないのか、実はずっと探っていたらしいということだ。



それは少し前のこと。


前の町でおじさんは、大切にしていた紙芝居とお客さんを無くしてしまった。

ずっと来ていたお客さんのその子は、ぽつんと姿を現さなくなった。

おじさんは、ずっとその紙芝居を続けていた。
その子を待ち続けて、紙芝居を続けていた。

でもその子はついに、来なくなってしまった。

紙芝居のおじさんは、悲しくなって一粒の涙を流した。

そしておじさんは、その紙芝居を置いて新しい土地に移った。


そこで見つけたのは小さな私だ。

そうとは知らず、無邪気に私は言った。

「面白そうだから、紙芝居を始めてください」

と。

紙芝居のおじさんはおどろいて、その後にこっと優しく笑った。

あの時涙を流して以来、初めて笑った。

また新しい紙芝居が始まる。おじさんが作った新しい紙芝居だ。



目を輝かせて紙芝居の前に座る小さな私。

笑顔で楽しそうに紙芝居の後ろに立つおじさん。


新しいお話の、はじまりはじまり。

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