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言ノ葉 my world's my words

季節の移り変わりを、人の心の移り変わりを、全ての変化を受け入れよう。

About me

Neque porro quisquam est qui dolorem ipsum quia dolor sit amet, consectetur, adipisci velit 同様に、悲しみそのものを、それが悲しみであるという理由で愛する者や、それゆえ得ようとする者は、どこにもいない。

『署名の間 壁画4枚』 Raffaello Stanzio

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<アテネの学堂>

・一点消失法

☆中央左:プラトン
・ティマイオスを持つ
・本を縦に持って指を天に→理想主義

★中央右:アリストテレス
・エチカを持つ
・本を横に持って手を地に→自生的哲学

☆中央
・ディオヘデス(犬儒派)、ミケランジェロ(悲観主義者)

☆左
・ピタゴラス、三術音楽
・ユークリッド

★右
・天文学、幾何学の代表者、ユークリッド、プレトマイオス、ゾロアスター

壁にはミネルヴァデス(戦・芸術)、アポロン(音楽)


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<聖体の論議>

・神、キリスト、マリヤ、洗礼者ヨハネ
・12使徒
・天使が雲を作っている
・ユリウス2世の甥(ネポティズモ)、親族で脇を固める
・月桂樹を頭に乗せて(詩人の象徴)赤い服を着た人は神学者としてのダンテ


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<パルナッソス>

・ギリシャのパルナッソス山
・リラ・ダ・ブラッチョ(詩・音楽の永遠の価値を示す)を持ったアポロン

・9人の古代詩人
・盲目で青い服を着た人…ホメロス
・ダンテ(神)⇔ウェルギリウス(地獄と天国へ人を誘導)(天井の詩の一部))
・詩人の栄誉を表す月桂樹(サッフォーにはない)
・ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂の絵に対抗?女流詩人サッフォー

・9人の女神

・ダンテ以降の9人の詩人
・ボッカッチョ(世俗的な顔)⇔ペトラルカ(通常の赤いマントではない)


・ルネッサンス人文主義を謳歌した作品
・奥行きが無い


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<枢要徳と対新徳>

・鎧を着た人=剛健
・馬のたずなを持った人=節制
・鏡(未来) 顔(前/後):現在/過去=賢明

・聖アウグスティヌスが最高の徳と決めたのは「法」

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『署名の間 天井画』 Raffaello Stanzio

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署名の間には4つの壁画がある。

①アテネの学堂
②聖体の論議
③パルナッソス
④枢要徳と対新徳


天井画と対になっていて、

                 ①アテネの学堂
                     ↑
ソロホン(法学)  ←    哲学の象徴    →    天文学(哲学)
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アダムとエヴァ(神)  ←  神学の象徴   →  ソホロン(詩学)
                   ↓
                 ②聖体の論議 

                                        (右)
                          詩学の象徴③パルナッソス
(左)
④枢要徳と対新徳法学の象徴

①哲学
②神学
③詩学
④法学
の寓意像

それぞれの絵はこのようになっている。

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<哲学>
・ラテン語の哲学が書かれた石板を持つキューピッド
・キュベル(大量の乳房は豊穣を表す)に座った女
・服の赤は炎、青は空気、緑は水、黄色は土

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<神学>
・神のことに関する知識と記述されている
・ストールが信仰、赤い服が愛、緑の服が希望

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<詩学>
・詩そのもの

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<法学>
・法は各々に然るべきことを授ける
・剣で悪しき者をさばく

Raffaello Sanzioの作品

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ラファエロの描いた署名の間とヘリオドロスの間について話す前に、まずはラファエロの作品の特徴について考えたいと思う。

ラファエロはピエートロ・ペルジーノの工房で働き、瞬く間にペルジーノの力量を超えた。


ラファエロは精密にペルジーノの技法を模倣したため、作品によってはラファエロのサインが無かったらペルジーノのものだと勘違いしてしまうほどである。しかし、ラファエロが完全にペルジーノを抜いたと思わせる作品がこれだ。

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<聖ペテロへの天国の鍵の授与>

これはペルジーノの作品だ。

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<聖母の結婚>

この作品がラファエロによるもので、①一点消失の遠近法はペルジーノから学んだものだが、それはペルジーノと比べて更に動きや奥行きが感じられる作品となっている。

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<アテネの学堂>

この作品もラファエロの一点消失法の美しさが顕著に現された作品だと言えるだろう。

ラファエロの特徴として、②三角形の構図も挙げられる。これは彼がレオナルド・ダ・ヴィンチを熱心に研究した結果で、例えばこのような絵に当てはまる。

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<カルデリーノの聖母>

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<カニジャー二の聖家族>

レオナルド・ダ・ヴィンチの作品の影響で言えば、

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<テンを抱く婦人>

この絵のモティーフを真似して描いたものがある。

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<一角獣を抱く婦人>

これは同じ処女にしかなつかない、想像上の動物を持たせていることと、3/4正面を向く女性のポーズと言う意味で似ているといえる。

また女性を描くと言う点に置いて、③生身の女性から描いたというところがラファエロの特徴だ。

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<小椅子の聖母>

例えばこの小椅子の聖母は、聖母にもかかわらず、彼の愛人の女性を描いたものだとされている。その結果、生き生きとした、コケティッシュな表情を持つ聖母を描くことが出来たと言えるだろう。彼は他にも自分の愛人の絵を2作描いている。

また、ラファエロはあらゆる作品の中で④人体のポーズという点に置いて、ミケランジェロの影響を受けている。

例えば、

・署名の間の<パルナッソス>のサッフォーと言う女流詩人
・<キリストの変容>の手前に座っている女性

のポーズにそれは顕著に表れていると言えるだろう。

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<パルナッソス>

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<キリストの変容>

つまり、

①一点消失の遠近法を使っていて、しかもピエトロ・ペルジーノに比べて奥行きと動きがある
(<聖ペテロへの天国の鍵の授与>と<聖母の結婚>の比較)

②レオナルド・ダ・ヴィンチから影響を受けた三角形の構図を使っている
(<カルデリーノの聖母><カニジャーニの聖家族>など)

③生身の女性を描くことで生き生きとした表情を描いている
(<小椅子の聖母>)

④ミケランジェロから影響を受けた人体のポーズを引用している
(<キリストの変容><パルナッソス>の女流詩人サッフォーなど)


というところがラファエロの特徴と言えるだろう。

GiottoとCimabueの違い

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Cimabueの弟子であったGiottoだが、その力量は師匠をはるかに上回ったと言える。

例えば、それは<キリストの磔刑>を描いた作品で顕著である。


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Cimabueの描いた作品はいかにもビザンティンらしい絵である。というのも昔から伝わってきた伝統的な描き方でしかなく、進化が見られないのだ。例えば、キリストの不自然に折れ曲がった体や、苦痛の表情のマリヤ、そして黒い線で描かれたひだなどがビザンティンの特徴として挙げられる。

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しかしGiottoの描く作品の場合、そのような傾向からは抜け出しているように考えられる。何故なら、キリストの状態や体の盛り上がりは自然であり、服にもグラデーションが見られるからだ。

このように

①人間らしい動きをした人間を描いたこと
(<キリストの復活>兵士、<マリアとヨセフの結婚>棒を折る男)

②表情豊かな人、あるいは人以外のものを描いたこと
(聖人<金門の出会い>、天使<死するキリストへの哀悼>)

③新しい絵画の方法を生み出したこと
(脱ビザンチン、フレスコ画法、ジョルナータ)


などなど、

あらゆる点でGiotto di Bondoneは偉大な人物だと言えるだろう。

『スクロヴェーニ家礼拝堂壁画サイクル 聖母マリア伝・キリスト伝』 Giotto di Bondone

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美術の授業は覚えることが沢山。覚える為に必要なのは、また整理して、思い出して、まとめることだと思います。それをノートに行うことも良いことですが、今日は1日中勉強できるし、せっかくなのでブログにまとめようと思います。

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Giotto di Bondoneの代表作として、スクロヴェーニ家礼拝堂の壁画を挙げることが出来る。これは、私的な家族礼拝堂であり、高利貸しで財産を築いた父親の罪を償うため、息子が建てた礼拝堂である。中に描かれた絵は『ヤコブ原福音書』の聖母マリア伝、キリスト伝、徳と悪徳の寓意を描いたものである。

まずは、聖母マリア伝、キリスト伝の一部を見ていきたいと思う。

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<神殿から追い出されるヨアキム>

ジョットの絵の特徴として絵に合わせてあえて建物を小さく描くという手法がある。

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<ヨアキムの夢>

この絵の状態からは彼がどのように絵を描いたかが分かる。この絵は、ヒビの入った部分で分けると大体5箇所に分かれる。これはジョルナータと呼ばれる一日分の区間を表している。

彼がこの絵を制作するのに用いた方法はフレスコ画法だ。彼が用いたフレスコ画法とは、生乾きの漆喰水で溶かした顔料(シノピア)で描く方法である。ジョット以前は、セコ・フレスコ画法(乾いた漆喰に接着剤を混ぜた絵の具を載せる)だったが、画面の持ちが悪かった。この高度な技術を要するジョルナータ法を確立したのはジョットであるという意味で、ジョットはこの時代に置いて革新的な人物だったと言える。

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<金門の出会い>

この作品ではいかにジョットの描く人間が個性豊かなのかが分かる。何故なら画面の後方に居る侍女たちを見ると全てが同じ顔をしていて、おそらくこれはジョットの弟子が書いたものだと思われるからだ。

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<マリアとヨセフの結婚>

この絵では横に居る男が悔し紛れに足で木の棒を折っている。このような描写はラファエロの作品にも引用された。


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<死せるキリストへの哀悼>

このシーンでは特に天使の表情の豊かさが分かる。天使と言う人間とは違う生き物に対して表情を加えたことは画期的だった。

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<キリストの復活>

このシーンで兵士が寝ている姿はPiero della Francescaが真似している。

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<聖霊降臨>

このシーンではまだ光が黒い線であらわされているという意味で、やはりビザンチン方式からの完全なる脱却とまではいかないことが分かる。



AS/A2 ART作品総まとめ ~フォト蔵にUP完了~

Posted by 八月の紫陽花 on   1 comments   0 trackback

【2008年~2009年】AS/A2 ART作品
【2008年~2009年】AS/A2 ART作品 by (C)めろん

旅行写真同様、UPするのが面倒くさくて、実は2009年の3月…だからおよそ1年くらい放置してた写真…。ごめん写真達…。。でも、これもまた、フォト蔵によって簡単UP出来る事が分かったのでちょちょいとUP!これでやっとパソコンの中の写真が片付きます~幸せ~!後は春までに動画を片付けて、USBに移すだけだっ♪

高校生活の間に作った作品とスケッチブックの一部、展覧会の様子などの写真が54枚載っています♪↑をクリックして移動して見て下さい★

油絵 『私の中のクウェート』

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初の絵のUPはこの一枚!カンデンスキーやゴッホの作品の勉強を経て自分なりのクウェートの印象をまとめた作品を高校時代に美術の課題の内の一つで作りました。これは私の作品の中で一番時間が掛かった一番大きな作品で、一番反響の大きかった作品でもあります。学校内の美術展では訪れた人に売りに出されてないのか?と3人ほどに聞かれたと先生が嬉しそうに私に伝えてくれました。友達にも大好評で、この絵は私がクウェートで書いた絵の中で一番人気があったんじゃないかな?私の父や母もこの作品は気に入ってくれてるらしく、今度クウェートから届いたら、居間に飾ってくれるつもりだそうです。…届けばの話だけど(笑。かれこれ夏から送ってくれって頼んでるのにまだ送ってくれないからね;;一応ここに写真を保存しておきます♪印刷する予定は無いんで。。

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ちなみに背景はゴッホで建物がカンデンスキー風だったりします。上の部分の青い空と風は建物の中が非常に寒いことを表しています。またラクダのこぶの部分はクウェートの町を表しています。建物はいずれもクウェートを表すクウェートのシンボルのクウェートタワー(真ん中)、レボリューションタワー(左横)、そしてモスク(右横)や、ラクダの首の後の家は私の家、隣は本当にお隣さんの家、またもう一つの孤島の上にはその当時通ってた学校、モスクを描いています。そしてちっちゃくクウェート人も混じってます。建物と違いが分からないくらいなんですが(それもカンデンスキー風)ちょうどクウェートタワーの下に女の人と男の人が民族衣装を着て二人。。分かるかな?意外と凝ってるんですよ~!

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そして下の部分の背景は燃えるように暑い外を表しています。かばんに入っているのはクウェートでは必需品の水、それから労働者の人々です。この絵には暑い外で労働者の人々は働いているという現状を訴えてみました。そしてかばんはちょっとくすんでる感を出してみた。

真ん中はクウェートが海沿いであり、船が沢山あること、そしてラクダの形は、もちろん中東を表しています。

この絵は…もし学校の課題ではなく、時間制限が無ければもっと楽しんで描けた一枚ですね。あまりに大きなサイズの油絵だったのでだいぶ時間がかかり、課題が次々に山積みにされてったせいでだいぶイラっと来た作品なんですよね;;

この作品が出来るまでの経過の写真もその内載せていきま~す☆…でも載せなきゃいけない写真がたんまりあるので、いつのことになるかは分かりません…;;(笑。